日本語話者が英語で詰まるのは、単語が出ないからではない。
“どの情報を、どの順番で、どの責任で置くか”が決まっていないからだ。
1. 英語の基本設計は「骨格が先」
英語は、まず骨格を置く。Subject(誰が) / Verb(どうする) / Object(何を)。
ここが決まると、残りは飾りだ。副詞、形容詞、前置詞句は“後から足せる”。
骨格(最小)
- I propose we move the deadline.
- We can ship a smaller version next week.
- This change increases risk.
※この3行だけで、会議は動く。美しい英語ではなく、構造が強い英語。
2. 日本語は“骨格が消える”言語でも成立する
日本語は主語を落として成立する。「(私は)行きます」「(それ)いいね」。
それでも成り立つのは、共有文脈と暗黙の合意が、骨格を補完してくれるから。
しかし英語圏の会議は、参加者の背景・前提・責任範囲がズレていることを前提に進む。
だから、骨格が必要になる。骨格がないと、会議は“進まない”ではなく、“誤って進む”。
3. 「語彙がない」は誤診。実際は「骨格がない」
多くの学習者は、話せない理由を語彙に置く。実際はこうだ:
よくある詰まり
- 「言いたいことはあるのに、英語が出ない」→ 何を主語にするか決めていない
- 「長く説明してしまう」→ 結論の文(骨格)を最初に置いていない
- 「相手に伝わらない」→ “責任”と“次アクション”が文に入っていない
4. 英語の“強さ”は、情報の順番から生まれる
英語は情報を積む順番が決まっている。基本はこれ:
Conclusion → Reason → Evidence → Next step
逆に日本語は、背景→前提→結論、でも成立しやすい。相手が“読んでくれる”から。
英語圏の現場では、相手は読まない。忙しい。だから結論を先に置ける人が強い。
5. “構造”の再配線:3つの練習
- 1文で結論:まず結論の骨格を1文で置く(短く)
- 理由は2つまで:Reasonは最大2つ(それ以上は聞かれたら言う)
- 次の一手で閉じる:Owner + Date + Next step を入れる
英語が上手い人は、英語が上手いのではない。
“情報の置き方”が上手いのだ。
“情報の置き方”が上手いのだ。
6. 今日からの運用(3分)
3分ルーティン
- 今日の仕事を1文で言う(主語+動詞)
- 理由を1つ足す(because / so)
- 次アクションを言う(I will… by…)